グラフィックボードの取り付け・交換方法と注意するポイント

パソコンにおいて、特に3Dなど画像表示などの処理を専門的に行う部品がグラフィックボードです。よくビデオカードとも呼ばれています。このグラフィックカードをパソコンに取り付ける際には、注意点がいくつかあります。まずは、グラフィックカードに限らず別の電子機器などにも言えることですが、静電気などは避けなければいけません。また、水に濡れた手で触る行為なども危険ですのでしてはいけません。
グラフィックボードをマザーボードと呼ばれるグラフィックボード以外の大半の部品を接続していきます。このとき、マザーボードに対して垂直に接続を行う事が必要です。斜めに曲がっているとそもそも入りません。また、まっすぐ垂直でない場合には、無理に入れた場合には故障の原因になってきます。
グラフィックボードの交換では、電源コードも外さなければいけません。電源ケーブルとマザーボードに差しているグラフィックカードの両方を丁寧に扱いながら外していきます。まずは電源ケーブルです。その次にカードそのものを抜いていきます。このとき、電子部分を触らないようにします。次いで新しいカードを挿して行き、最後に電源ケーブルの接続をします。
この状態でパソコンの起動を行ってみて、グラフィックボードの認識を始めれば、交換が出来ていることの証左となります。もし、認識をしない場合には、接続が上手く出来ていない可能性も含めて、もう一度正しく差し込めているかどうかを確認していくことです。

グラフィックボードのスペックの違いって何に影響があるの?

グラフィックボードと聞いて名前から察するに、映像を出力するためのパーツと考えることができます。しかし、グラフィックボードは単に映像を出力するだけでなく、映像に関する様々な処理を受け持つことからスペックが必要となっています。パソコンを起動して最初に映るデスクトップ画面や画像の表示、データ処理をするプログラムなど、過度な動きを必要としない場合は特に問題はありませんが、動画を再生したりゲームをする場合には重要な処理を担うことになります。グラフィックボードには表示できる画像解像度の上限や発色数、表示周波数、描画速度などに関与しており、3Dグラフィックスを使うオンラインゲームなどでは、表示する速度や次の行動予測からの動きを表示するため、スペックが高ければ高いほど滑らかな表示が可能となります。良くFPSと呼ばれる1秒間に何フレームの表示ができるかという数値で表されることがありますが、これがグラフィックボードでのスペックの違いに出てきます。スペックが足りないと1秒間に1桁から20フレームまでの範囲を行ったりきたりして、操作がしづらかったり目が疲れるようなことになるので、スムーズなゲームをするために重要なポイントとなります。また、動画の再生でも同様に、解像度の小さな映像であれば問題ないですが、4Kなどの大きなサイズで見る場合はコマ送りになったり、あるいは映像が止まったまま動かないということにもなります。

”良い”グラフィックボードの条件とは?

現在、パソコンにはグラフィック機能は標準で備わっており、インターネットや文書作成、音楽の再生などといったちょっとした用途であれば標準のグラフィック機能で十分に間に合います。しかし、オンラインの3Dゲームで遊ぶことや、高画質の動画や静止画の編集を行うことを考えている場合は、標準のグラフィック機能ではスペック不足となることが多く、グラフィックボードを追加することが必要不可欠となります。
グラフィックボードは基本的には価格とスペックが比例の関係にあるため、パソコンにこのパーツを追加するのであれば、できるだけ良い製品を取り付けたいものです。しかし、どのような購入者であっても、購入するにあたって考えなければならないのは予算です。グラフィックボードは最高クラスの製品だと数十万円の価格で販売されていますが、誰もがそのような高価な製品を購入できるとは限らないからです。
また、グラフィックボードは高価で高スペックの製品を取り付けることがそのまま良い製品の条件となるわけではなく、取り付けられている他のパーツとのバランスを考慮した上で良い製品を探さなければなりません。CPUやメモリ、ストレージなどの性能が低いと、どれだけ性能が高いグラフィックボードを取り付けたとしても、他のパーツの性能が足を引っ張る形になって、グラフィックの性能を引き出すことができません。グラフィックボードを取り付けるにあたって、パソコンにグラフィック機能を引き出すにあたって障害になりそうなパーツがある場合は、ボード購入時にそのパーツも一緒にワンランク以上性能の高いものに換装する必要があるでしょう。

自分のPCのグラフィックボードはどうすれば確認できる?

自分のPCがどの程度の性能なのか、グラフィックボードのスペックを調べるには様々な確認方法で見ることができます。まず、自分のPCがメーカー製であった場合は、その型番からメーカーのHPなどで検索し、スペックの欄から見ることができます。もっとも手っ取り早く見る場合はWindows7や8.1だとスタートメニューを開き、最下部にある「ファイル名を指定して実行」から「dxdiag.exe」と入力し、DirectX診断ツールが開いたらディスプレイのタブに移ることでチップの種類が書かれています。また、コントロールパネルから「デバイス マネージャー」を起動し、ディスプレイアダプターのツリーを開くことでも見ることが可能です。Windows8や10ではコントロールパネルがスタートメニューからは開けないので、Windowsキーと「i」のショートカットから開いてデバイスマネージャーを検索することで出すことができます。その他にもフリーソフトなどで、確認できるものがあるので、やり方が分からない人はそちらで調べても良いでしょう。チップの種類だけでなくグラフィックボードのメーカーまで調べたい場合は、PCからは見ることができないため、本体ケースのサイドカバーを外し、そのパーツに貼られたシールやカバーに印字された文字から判断するしかありません。大抵は型番が書かれているので、それをインターネットで検索することでグラフィックボードの製造メーカーを割り出すことができます。

グラフィックボードとは?種類と性能の違いについて

グラフィックボードはGPUが同じメーカーであればたとえ違う企業が製造および販売をしていても性能は似たようなものになります。そのため、グラフィックボードの性能の違いというのはGPUのメーカーの違いということになります。では実際にGPUを製造しているメーカーがどの程度存在するのかと言いますと、現在は2社が販売するものに絞られます。それはNVIDIA GeForceとAMD RADEONです。まず1つ目のGeForceとは何かと言いますと、米国NVIDIA社が開発しているGPUの名称です。例えばIntel社のPentiumのようなものです。このGPUは他社との開発競争が激しかった頃から開発スピードが速く、現在グラフィックボードに搭載されているGPUで一番普及しています。なおこのGeForceは廉価版から高性能な機能が搭載されたものまで幅広い種類のものを取り揃えています。このため、2Dと3Dの両方のグラフィックも動きが安定しています。またゲーム分野でもこのGoForceをベースに開発されていることが多いのでその分不具合も少なくなっています。次にRADEONについてですが、米国AMD社が開発しているGPUの名称です。依然はカナダのATI Technologies社が開発していたGPUですが、2006年にAMD社に買収されました。過去には動画機能がGoForceよりも優れていた時期もありましたが、最近ではあまり大差はありません。逆に3D機能がGoForceよりも劣っていた時期がありましたが、この点においては現在GoForceにほぼ追いついています。RADEONはGoForceよりもシェアが低いのですが、同じ機能のものが低価格で購入できるところが魅力となっています。